SMC-PENTAX 28mmF2

The Specification of SMC PENTAX 28mmF2.0
対角線画角 75度
最小絞り F22
レンズ構成枚数 8群9枚
最短撮影距離 0.3m
フィルター径 52mm
サイズ 62.5(最大径) x 69(長さ) mm
重量 400g
当時の定価 58000円
中古相場 9万以上,意外とフードが見つからない
中古出現難易度 ☆☆☆☆☆

【コメント】
SMC PENTAX 28mmF2.0は旭光学がKシリーズをリリースした時に新設計されたレンズであるが, Kシリーズ登場と同時には残念ながら発売されなかったレンズである。このレンズは旭光学 とカールツアイスによる共同開発レンズの1本であり,フローティング機構を採用し,当時 の光学設計の最新技術を惜しみなく投入したレンズである。このような理由から,このレン ズは中古市場では非常に人気のあるレンズとなってしまった。見つけるためにはかなりの苦 労を伴うと思われる。私も8年越しで漸く手に入れた位見付け難いレンズであり,見つけた ら,値段を考えずに,すぐに購入することをお勧めする。このレンズには,レンズ名盤の文 字が2種類存在し,”SMC PENTAX”と大文字で刻印されているものが前期で,” smc pentaxと小文字のものが後期である。マニアは前期を狙っているので,こち らがレアとなる。
【光学系】

レンズ構成は8群9枚構成となっており,
(前) 凹凸凹(凸凹)凸凹凸凸 (後)
となっている。特徴的な設計は2群目(2枚目)のメニスカス凸レンズが,逆向き配置にな っており,球面収差の補正に恐らくこのレンズが効いているものと考えられる。また,今日 では当たり前のように使われているフローティングを当時いちはやく使用し,近接での収差 補正を良好にし,非球面を使わずに高性能なF2を実現した評判の1本である。このレンズ は,Y/C Distagon28mmF2およびHFT Distagon28mmF2とレンズ構成は同じである。
【描写印象】
フローティング機構のおかげで,近接から無限遠まで,気持ちのいい描写を示す。現在でも 十分に通じる描写は,解像度と階調のバランスがよくまた立体感のある素直な描写のレンズ であり,F2の大口径を活かして,近接時に背景をぼかした描写も可能で,撮影の幅が広い レンズである。難点は入手しにくいことであろう。

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