SMC-PENTAX 24mmF3.5

The Specification of SMC-PENTAX 24mmF3.5
対角線画角 84度
最小絞り F22
レンズ構成枚数 8群9枚
最短撮影距離 0.25m
フィルター径 58mm/TD>
サイズ 63(最大径) x 46.5(長さ) mm
重量 250g
当時の定価 33500円
中古相場 ありそうで意外とない,3万〜4万
中古出現難易度 ☆☆☆☆

【コメント】
 SMC-PENTAX 24mmF3.5は旭光学がKシリーズをリリースした時にタクマーレンズをそのままKマウント化した内の1本である。 当時の値段もさほど高くはないが,生産本数が少なく今ではマニア好みのレンズとなってしまった。中村文夫氏「使うペン タックス」に紹介されたためか最近人気が出てきたレンズである。という私もこの本の影響で,中古市で見つけた瞬間に手 にしていたレンズである。
【光学系】
 8群9枚とスペックはなっている。構成図を見ると

(前) 凹凸凹凹 凸(絞り)(凸凹)凸凸 (後)
となっている。特許は恐らく旭光学の高橋氏の設計(US-PAT3545845(1970))のものが恐らくこのレンズの特許だと思われる。  当時の広角レトロフォーカスの設計は,初期のものは異様に大きな前玉であったが,新しい考え方で,以前より小さくなった設 計が可能となり,このレンズはこの頃のものであると思われる。特徴は,4群目のメニスカス凹レンズを逆向きにしており,負 のレンズ群が4枚構成であることが特徴だと思われ,後から出てきたSMC-PENTAX28mmF2やSMC-PENTAX35mmF2に似た設計であるこ とから,この手の設計思想の最初のレンズ系ではないかと推定され,のちのカールツアイスとの共同開発時へ活かされた一つ前 の設計技術のレンズと見ることができ,光学設計上も興味のあるレンズである。Kマウント発売当時ではやや古い設計のレンズ であることは否めないが,F3.5と暗いため無理のない設計であり,その優秀さからKマウントとしても生き残ったレンズの 1つであると考えられる。
【描写印象】
 古い設計のレンズではあるが,味わいのある素直な描写のレンズであり,前出の本に書いてある通りの描写であり,豊かな 階調描写で,気持ちのいい絵が得られる。色味はやや渋目である。

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