【コメント】
PENTAX 100ED-UFは,10cm屈折式天体望遠鏡であるが、写真を撮りために設計された
レンズである。イメージサークルは126mm(良像範囲は88mm)もある。
天体写真マニアの間では通称”ツチノコ”として呼ばれているレンズである。
私の個体は現在は友人に譲ってしまったが、初代オーナーはなんと天体写真の本で
お馴染みの田中千秋氏の鏡筒であり、私が2代目オーナーであったというものである。
【光学系】
本レンズの特許は、恐らく峰藤延孝氏設計の特開昭62−96919の実施例1が、
このレンズ設計値と推定される。以下、本実施例であると仮定して話を進める。
(あいにく当時の天文雑誌は処分してしまい、情報が間違っている可能性があり、
本望遠鏡の情報をお持ちの方は掲示板でお知らせいただければ幸いである)

4群4枚SMCペンタックスEDアポクロマート(UFタイプ)
鏡筒バンドBH−115、6×30ファインダー別売
【描写印象】
本レンズのよい所は短く手軽に広写野が安価に得られ、発売された当時は一世を風靡した点であろう。
しかし、青のハロが酷く、W2やルミコン社のマイナスバイオレットフィルターの出番
が必要である。このハロ対策で編み出したのが、色温度変換W2フィルター装着であったのはいうまでもない。
本方法はW2の分光透過率を測定して決めたもので、市販品で最大のパフォーマンスだと思っている。同じような
光学系の望遠鏡で撮影する時に高価なマイナスバイオレットフィルターを買う前に試していただきたい。
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