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そば好きは一種の病気です! お昼は必ず蕎麦を食べる
というのは感染程度で特に害はありませんが
休日にはそばの食べ歩き、テリトリーも徐々に広がり
家族旅行もどうせ行くならチョット遠いが、名店のあるあの地方へと、目的はやはりそば
この頃には自分のそばの好みも固定し、食べたお店はランク付けしてリストを作り
家族、友人には聞かれもしないのに、そばの薀蓄
こうなると手遅れとは言わないが立派な発病
しかし本人には自覚症状まったく無し、そして次なる行動は? 
やはり手打となるのがこの病の特徴
そば粉を買い込み、買っては打ち、打っては食らいの繰り返し・・・・・・そして思うことは?
茹で立ては食べた、打ち立ても食べた残るは挽き立て
何とかして玄蕎麦とやらを自分で粉にしてみたい
徐々に燃え上がる欲望の炎・・・・

このページの前置き、力が入り過ぎて少し長くなってしまいました。
気がついたら私自身の回想記でした。
この文に、自分も当てはまると同調する方は、特効薬はありません!
どうぞご自愛ください。
ということで、私が以前 "石臼は無し、されど挽きたし" の思いから試した方法です。
家庭用の製粉機やコーヒーミルでも製粉出来ますが、どこの家庭にも
あるすり鉢を使い製粉する方法です。
うまいかまずいかは神のみぞ知るです

■用意するもの
  □材料 ― 4〜5人前
    玄蕎麦(黒い外皮のついたままの蕎麦の実)
      600g ― 全重量の約20%は殻ですが、この方法で粉にすると
             歩留まりは約70%で420g位のそば粉が取れます
    又は、丸抜き(抜き)(外皮を取り除いてある蕎麦の実)
      450g ― 殻を除いてある丸抜きですと、約95%の
             歩留まりなので430g位のそば粉が取れます

  □道具 ― (玄蕎麦の場合は●と▲、丸抜きの場合は●、無くても可は△、で表示)
    ●すり鉢、●すりこ木、●ボール又は容器―4個、●カップ、
    ●粉フルイ(製粉用50〜70メッシュ)、
    ▲粉フルイ(殻分離用7〜10メッシュ前後―園芸用の金網3枚組の安価のもので可)
    △粉フルイ(殻の小片分離用20〜30メッシュ)、
    △刷毛、△扇風機、△シート又は新聞紙、△大き目の箱(ダンボールでも可)

■製粉工程
   玄蕎麦の場合で説明していますが、丸抜きの場合も、製粉工程は同じですが、
   殻に関する部分は、必要ないので読み替えて実行してください
   (1・4・5・6・7・8・9の工程順に実行)

1、玄蕎麦の殻をむく

左の容器が玄蕎麦、右が砕いた実
○すり鉢に適量の玄蕎麦を入れ、すりこ木で砕くように擂る。
 完全に粉にする必要は無く、殻と砕けた実が離れればよい。
○殻と実が離れたら別の容器にあけ、また適量の玄蕎麦を、
 すり鉢に入れて擂るを繰り返す
○全ての玄蕎麦を擂り砕く
 
2、殻と実をフルイで分ける

手前が実、左が殻、右が1の原料
○全ての実が擂り砕き終わったら、適量づつ殻分離用の
 粉フルイ(7〜10メッシュ)で、殻[A](フルイに残った殻と実)、と
砕けた実[B](フルイで篩われた粉と割れた実)、に分ける
※砕けた実[B]、の方に、多少の殻の小片が混入していても、
 気にしないこと
   
3、殻[A]、の中に混じっている分離していない蕎麦の実を取り出す
  (1の作業を丁寧に行えば必要ない)
○扇風機で風を送り、写真のように少しづつ殻[A]、を落とし、
 飛ばすと、重い実は箱の中に落ちるが、殻は写真の
 右の方に飛ばされる
○箱の中の実を 1〜2 の工程に戻り、殻[A]、と砕けた実[B]、に分ける
○状態に応じて数回繰り返す
   
4、一番粉を取り出す
○1〜3の工程で得た 砕けた実[B]、を適量、製粉用の粉フルイ
 (50〜70メッシュ)に入れて篩い、一番粉を取り出す。
○数回に分けて、全て篩う。
※写真のように、ボールの上部にフルイがぴったり収まると、
 ボールごと振れて楽です(購入するときは注意)
左が一番粉  
5、二番粉を挽く
○4の工程でフルイに残った、割れた実を適量づつ、
 すり鉢に入れ根気よく擂る。
○適当に擂れたら、別の容器にあけ、数回に分けて全て行う。
   
6、二番粉を取り出す
○5の工程で得た、小割れ混じりの粉を、適量づつ製粉用の
 フルイで篩い二番粉を取り出す。
   
7、二番粉を、さらに取り出す
○6の工程でフルイに残った、小割れの実を適量づつ、すり鉢に入れ擂り潰し製粉用のフルイで篩う
 5〜6の工程を何度か 繰り返し全てを粉にする。
 (最後はどうしても少し残ってしまう。 本格的な製粉では、これを末粉、または、さな粉
 と言うが、 この場合、きれいな実なのでもったいない気がする)
※この工程で殻の小片が気になるときは、適当な所で、 20〜30メッシュのフルイで篩うと
 きれいに取れる。 
 
8、休憩
○本日の労働の成果です。
 ―ここまでの所要時間2時間半―
 一番粉    ニ番粉     さなご?      殻  
9、そば粉の調製
●方法その1
  一番粉と二番粉を、全て混ぜ合わせる。
  全層粉(全粒粉)となる、打ち粉は別に用意するか、出来た粉の一部を打ち粉に使う。
    特徴―市販の粉より多少粗挽きなので、二八で打つには結構難しいが
        腰のあるそばとなる、自信が無い時は七三で打つのが無難かも

●方法その2
  一番粉を打ち粉として必要な分、取り分けて、残りを二番粉と混ぜ合わせる
  市販のそば粉はこの粉が多い
    特徴―香り、風味が強く二八でも、割と楽に打てる

   
10、そばを打つ
※この方法で粉を挽こうという、物好き・・・ではなく行動力の
  ある方は、すでに自分流の打ち方を身につけていると
  思われるので、打ちの工程は省かせて頂きます。

●今回は、方法その1の全層粉で、二八を水で打ちました。
  麺の色は玄蕎麦を石臼で挽くより、はるかに白く、
  切幅は、約2mm、腰は強めで、食感は更科系と藪系の
  ちょうど中間位の喉ごしでした。(理解しにくい表現ですみません)
  食べ易く、非常にうまいそばでした。
  細麺なので茹で時間は25秒でした。

 
■今回のそば粉の詳細
●そば粉の種類・・・全層粉(全粒粉)
●使用フルイ・・・・・・一番粉、ニ番粉ともに60メッシュのフルイ
●使用原料・・・・・・・北海道幌加内産玄蕎麦 600グラム   
一番粉 115g 19,2%
二番粉 307g 51,2%
小計 422g 70,3%
そば粉 422g 70,3%
さなご?   9g  1,5%
ソバ殻 142g 23,7%
合計 573g 95,5%

いつも疑問に思うのです。今回はデジタル計で正確に計測しましたが、原料段階の玄蕎麦が600gで,
製粉後の殻を含めた合計が、573gということは、27gが行方不明です。作業中にこぼれたり,
飛び散ったりはしますが、それでも、数g程度だと思います。あとの20数gはどこに行ってしまう
のでしょう。・・・・・水分として蒸発してしまうのでしょうか?

※このページでの一番粉、ニ番粉の呼び方は、そば粉製粉に於ける分類上の定義と異なり
 単に説明上分かり易くするため、最初に取り出す粉を、一番粉、次に取り出す粉を二番粉
 と書きました、どうかご了承ください。


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特に実行された方の、感想や、詳細、大歓迎です。

E-mailアドレス sobayume@ucatv.ne.jp

実行された高瀬様よりこんなメールを頂きました。←クリック


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