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西上州 高原ドライブ
1993年 -秋-


西上州ドライブMAP


* 前書き

この日記は、かなり前に行ったドライブを、当時撮影した写真のアルバムを見ながら思い出して書いた物です。
作成時点で既に8年も経っている為、内容自体は記憶が既に曖昧なので、あまり覚えてないかもしれません。(記:2001年10月22日)

当時はHP掲載を予定していなかったので、あまり出来のいい風景写真はありません。(その為、人物写真の背景を無理矢理、加工しています)
他にも、カメラのレンズに汚れが付いていたり、スキャナ取り込み時のミスで縦スジがついたりしていますが、あまり気にしないで下さい。(スキャナで取り直せばいいんだけど、面倒なのでそのまま公開)


* 注意書き

今では祝日の『体育の日』は、ハッピーマンデー法により『10月の第2月曜』となっていますが、この当時(1999年以前)の体育の日は『10月10日』に固定でした。


* 日程

出発:1993年10月8日、夜
帰宅:1993年10月10日、夜
内訳:正味1泊2日


1993年10月8日(金)


* 旅行前夜
今回は、秋の行楽シーズンに、4人でドライブ旅行だ。
人数が多いと騒がしくていいのだが、現地で色々と意見が分かれると面倒だし、それぞれの予定も考慮しなければならないので、旅行の日程も限られてしまう。

今回も、月曜日の振替休日を含めて3連休なのだが、メンバーの1人の都合で日曜日までに帰ってこなければならないらしい。時間制限のある旅って面倒で嫌だ。
金曜の夜から日曜までだと、結局は土日だけなので、普通の週末と同じだな。(でも世間的には3連休なので、混雑するのだろう…)

あと、今回は珍しく、俺は車を出さず、運転もしない。
俺は他人の車を運転するのが嫌なので、自分が車を出さない時は運転しない事にしている。
もっとも、免許をとってからは自分のオートマ車しか運転していないので、他人のマニュアル車なんて運転できないだろう。(だからこそ、俺が車を出す事が多いのだが)

車は2台で、俺が助手席でナビゲーションする禁煙車と、もう1台のタバコを吸う2人が乗る喫煙車に分かれて行動する事になった。
例によって、休日前夜に夕食を食べてから集合し、夜の内に出発だ。


1993年10月9日(土)


* 1日目:早朝
見晴らし台夜の間に車を走らせ、群馬県を南回りに長野県軽井沢に到着した頃には、既に夜も明けてきた。

テニスコートやら別荘などがある軽井沢を通り、ちょっと北東に車を走らせると、旧碓氷峠の見晴らし台がある。
軽井沢からは少し群馬県側に戻るので、見晴らし台のある場所は、ちょうど長野と群馬の県境になっているみたいだ。

峠の上の展望台エリアには、群馬と長野の県境の看板や、東西南北を示す表示板にもなっているテーブルなどが設置してある。

標高も高いので、ここからはかなり景色がいいはずなのだけど、天気が悪いのか朝靄なのか、霧が出ていて何も見えない。
ちとガッカリだが、このまま見ていてもしょうがないので、次の場所に移ろう。


* 1日目:朝
再び長野方面に戻り、軽井沢の北にある有料道路『白糸ハイランドウェイ』を通る。
ここには地名の通り、『白糸の滝』という白い糸をたくさん垂らしたようなキレイな滝がある。

逆に言えば、ここの有料道路は、その滝を見る為に金を払って入ると言っても過言では無いな。(まぁ、その通りなんだろうけど)
『白糸の滝』以外にも、駐車場からの山道の途中にも、小川や小さな滝があるけどね。(他に温泉や旅館もあるよ)

日も高くなってきたからか、朝に行った見晴らし台と違って、観光客が来ているようだ。
その観光客と共に、紅葉と落葉の中、山道を進むと目当ての滝が見えてきた。

確かにキレイな滝である。というより、なかなか他の場所では見られないタイプの変わった滝だな。
写真マニアのおじさん達も、三脚を用意して撮影しているようだ。
俺達も適当にスナップショットでも撮っておこう。


* 1日目:午前
鬼押ハイウェイの駐車場広場『白糸ハイランドウェイ』を出てからは、また有料道路の『鬼押ハイウェイ』に入って、更に北上する。

『鬼押ハイウェイ』では、また県境を越えて、長野から群馬に入る。

高原を走る有料道路の途中に、かなり広い駐車スペースがあったので、車を停めて景色を満喫してみた。

かなり標高の高い高原のはずなのだが、山脈の上では珍しく、平坦な地形が広がっている。まるで地平線を見ているようだ。
こんな景色は関東平野に居ては、なかなか見る事は出来ないな。
鬼押出し園再び、有料道路を進み、この道路の名前にもなっている『鬼押出し園』に寄ってみた。

ここは、近くの浅間山から噴出した溶岩の凝結地帯らしい。
かなりの範囲で、黒々とした溶岩の塊がゴロゴロしている。

溶岩が固まった園内には、お寺やお堂のようなものがいくつかあるようだ。
鐘がぶら下がっている所もあったので、俺は当然の様に、ゴ〜ン♪と鳴らしておく。

鳴らしてから気が付いたのだが、ここの鐘は有料みたいだ。
よく見ると、鐘の横に『1突き何円』(金額は忘れた)って書いてある料金箱がある。
こんなの詐欺だろ!鐘が設置してあるなら、鳴らさないわけにはいかないし、鳴らす前に有料だなんて気付かないように書いてある。(と言っても過言では無い)
でも、結局は料金をとぼけて払わずに、その場を通り過ぎた。(犯罪?)
まぁ、鳴らす前も気付かなかったし、鳴らした後も気付かなかったって事で。

『鬼押出し園』の中も結構広く、1周すると歩き疲れる。
休憩所で少し休んだ後は、もう一通り歩いたと思うので、次の場所を目指すとするか。


* 1日目:昼
今度は『万座ハイウェイ』という有料道路に入り、更に北上する。
『万座ハイウェイ』の終点になっている万座温泉から、その東の草津温泉方面に行くと、『白根山』という火山がある。
その火山の頂上には、『湯釜』というカルデラ湖があり、観光名所になっているようだ。
早速、登山道を登って、見に行ってみよう。

…と思ったら、4人の内の1人が、「疲れた」とか「調子が悪い」とか「眠い」とか言い始め、終いには「車の中で寝て留守番してるから俺は行かない」と言い出した。
(こいつは運転してないのに何に疲れたんだ?眠いっていうより車の中でずっと寝てただろ!)

こいつは、あまりこういう旅行に俺らと一緒に出掛ける事は少ない奴なのだが、こいつと出掛けると必ず似たような事を言って、「俺は待ってるから他の奴らだけで行ってきて」とか「調子が悪いから1人で先に戻る」などと言う事が、過去に何度もあった。

人数が多くなると、こういうノリの悪い事を言い出す奴がいるから嫌だ。
というより、人数の問題ではなく、こいつ自身の根性無し振りが問題なのだが…。
白根山の湯釜そんなわけで、残りの3人で白根山を登る事になった。

『白根山』には、連休中の観光地という事もあって、かなりの数の観光客が来ている。

観光客の行列と共に登山道を登って行ったんだけど、下からでは分からなかったが結構な距離がある。
標高が高いせいもあってか、登り切る頃には息が上がって、しばらく動けなかった。

んで、目当ての山頂にある『湯釜』だけど、なんか不気味な乳緑色をしている。
牛乳にソーダ水を混ぜたような色だな。

そのカルデラの水の影響か、白根山は草木も生えていない岩だらけの山だ。
それを含めて、なんか不気味で特殊な光景になっている。

後で調べて分かったんだけど、ここの湖水は世界で一番の強酸性のカルデラらしい。
落ちたら、人間もすぐに溶けちゃうんだろうか?(怖ッ!)


* 1日目:午後
志賀高原付近かな?次は、『滋賀草津道路』に入り、更に北へ進む。

また県境を越えて、群馬から長野に入ると、滋賀高原を目指して走ろう。

…のつもりだったんだけど、気が付いたら、滋賀高原を通り過ぎてた。

う〜ん、何も目ぼしい観光名所には気が付かなかったな。まぁ、いいか。
(本当は、展望台やロープウェイ乗り場や温泉街があるみたいなんだけど、どうやら気が付かずに通り過ぎてしまったようだ)

途中で川原を見付けたので、近くのコンビニで買った弁当でも食べて、遅めの昼食をとったり、川で遊んだりしつつ、休憩する事にした。

そろそろ泊まる場所でも探そうって話になったんだけど、なぜか伊香保温泉に行く事になった。(今思えば、何でだろ?この付近にも温泉街はたくさんあるのに)


* 1日目:夕方
というわけで、通ってきたばかりの『滋賀草津道路』を逆走して、『白根山』がある草津温泉街付近まで南下し、そこから東に進路を進めた。

なんとか日暮れ前には、伊香保の温泉街に到着したのだが、もちろん宿の予約なんかはしていない。
ここは交渉担当要員を、温泉街の観光事務所にでも派遣して、宿を確保させてみよう。

残ったメンバーは、近くの売店で買ったアイスや味噌コンニャク(だったかな?)を食べつつ待っていたら、なんとか宿がとれたようだ。
でも聞いたら、一泊の値段がかなり高かった気がする。まぁ、連休中だし、他に泊まる場所も無いので、しょうがないんだけどな。
そこの宿のおじさんが迎えに来たので、値段の事を聞いてみたら、「この連休の時期じゃあ、どこでもこんなもんですよぉ」とか言ってる。でも、なんか怪しい。

伊香保は石段の街なので、車が通れない道も多い。道をよく分からないと、宿にも辿り着けない。
俺達は、迎えにきたおじさんの車(ブルーバード)で宿に行き、俺達の車は後で移動しておいてくれるらしい。
値段について渋っている俺達を、あまり気が変わらない内に、半ば強引に車に乗せられた気がしないでもないな。
なんか怪しいおじさんだが、まぁちゃんと泊まれる宿もとれたし、とりあえず良しとしよう。


* 1日目:夜
怪しいおじさんに連れられて、とりあえず宿に到着した。
なんか天井が低いし、あまりキレイではないし、決して良い部屋ではなかったけど、男4人で泊まるだけなら、座敷に人数分の布団さえ敷ければ、別に構わないだろう。

俺達が部屋でテレビでも見ながら落ち着いていると、急に宿の従業員と思われるおばさんが部屋に入ってきて、「チップくれ、チップ!何にやってんだよ、早くチップ出しなよ!ほら!」と言い出して、俺達に手を出してきた。
状況がよく分からず、固まる4人。ここって、そういう宿なのか?っていうか、こんな寂れた宿でチップを要求するのかよ?

俺はとりあえず他の3人の出方を見ていたのだが、他の奴らも対応出来ないでいるようだ。
その膠着状態のまま、1、2分が経つと、ずっと「チップくれ!」と言い続けていたおばさんも、「嘘だよ。冗談だよ」と言って悔しそうに部屋を出て行った。
う〜ん、どう考えても、冗談だったとは思えない。もし俺達の誰かが、本当にチップを渡していたら、確実に受け取っていただろう。
下手をすれば、「これっぽっちかよ、もっと出しなよ」ぐらいは言いかねない状態だった。

やはり怪しいボッタクリ宿のようだ。働いている従業員もガメツイ奴らばかりなのだろう。
その後、仲間内の1人が、「チップ払わないと、食事もロクな物を出してくれなさそうだから、4人で少しずつ出し合って、あのおばさんに渡そうか?」と言い出したのだが、チップを渡したところで、大してサービスも良くならないだろうと思い、その提案は却下した。

さて、せっかくの温泉宿なので、温泉ぐらいは満喫しておこう。
と思って、4人で風呂に行ったのだが、実際に見てみると、温泉宿とは思えないほど湯船が小さい。ついでに言うと、なんか汚らしいイメージがある。

温泉というと、普通の水と違って、お湯に色がついていたり、中に不純物は混じっている物で、それこそが温泉の効能を引き出す物なのだろう。
だが、ここの温泉のお湯は、ひいき目に見ても、湯垢やヘドロのようにしか見えない。それは、浴槽や脱衣所の汚らしさのイメージと重なって、かなり嫌な感じがする。

さっき、部屋のテレビで見ていたバラエティー番組で、『たくさんの爺さんを、大きな鍋に入れて、年寄りのダシをとったスープを作って飲もう』という馬鹿なゲテモノ企画をやっていたのだが、4人揃ってそのスープを思い出して気持ち悪くなった。ここの温泉も、かなりダシが出ているようだ。


* 1日目:深夜
タイ人の女の子に会いに?ちょっと気持ちの悪い温泉に入った後、部屋でくつろいでいると、先程の『チップくれおばさん』が、再び俺達の部屋にやって来た。

今度は、「お兄さん達、遊ばないかい?女の子紹介するよ」とか言ってきた。
よく状況が分からなかったのだが、どうやら売春(買春)の誘いらしい。

そのおばさんは続けざまに、「タイ人の女の子だよ!16歳で、お人形さんみたいに可愛い子だよ!」などと熱心に勧誘してくる。

面倒なので、「間に合ってるんで、結構です」と断ったのだが、例によっておばさんは、かなりしつこかった.。
でも、数分間は粘った後、最後には諦めて帰っていったようだ。
ここって、ボッタクリな上に、外国人売春の手引きまでしている宿だったのか。

やはり怪しい宿だ。
16歳のタイ人などと言いつつ、実際には部屋を暗くして分からないようにして、あのおばさんを相手にするんじゃないか!?ってぐらいに怪しい。(そりゃ、気持ち悪い!)

その後、それぞれが「ちょっとタイ人の女の子を相手にしてくる!」などと言って、部屋を出て行くふりをする、お約束の冗談を何度かかましつつ、大人しく眠りについた。


1993年10月10日(日) 体育の日(祝日)


* 2日目:午前
さて、伊香保温泉一泊後の朝である。
起きると真っ先に、「俺が寝てる間に、お前らだけでタイ人の女の子の所に、遊びに行ってないだろうな?」などと確認するのも、お約束。
それに対して、「そういうお前こそ、行ってないだろうな?」と聞き返すのも、お約束だな。(でも、本当にみんな行ってないだろうな?)

そんな中、4人の中の1人が、温泉宿の浴衣が欲しいと言っていた。
どうやら、自分が持ってきたタオルに包んで隠し、カバンに入れて持って帰るようだ。(簡単に言うと、泥棒だな)
別に他人の行動に対して、道徳的な事を言うつもりは無いが、個人的にはそこまでして、浴衣なんぞ欲しくないけどなぁ〜。

食事もあまり期待していなかったのだが、今朝の朝食も、昨日の夕食も、割と普通だった。
でも、食事の為に別の部屋を用意してくれたし、風呂や食事の移動中も他の客の姿をあまり見掛けなかった。

本当に連休中なのか?って疑うぐらいの寂れ振りだな。
きっと俺達のような、ボッタクリに騙されるような観光客しか泊まらないのだろう。
観光雑誌や、公式の観光案内所では、扱ってなさそうな気がしないでもない。(そんな事はないんだろうけど)

結局、従業員も、車で迎えに来たボッタクリおじさんと、チップくれおばさんしか見掛けなかった気がする。
規模も小さいし、夫婦で経営しているのだろうか?

最後に宿の前にあった、伊香保名物の石段にある石碑の前で、宿のおじさんにカメラを渡して写真を撮ってもらい、この宿を後にする事にした。


* 2日目:昼
榛名湖今日の目的地は、伊香保の近く、西側にある『榛名山』である。
出掛ける時に宿のおじさんに、榛名山にある『榛名湖』への行き方を教えてもらっていた。

榛名湖へは、くねくねした山の一本道を通って、簡単に到着した。
ボートの浮かぶ湖や、すぐ近くの榛名山が見える風景を見ながらのんびりする。

この辺は、夜になると走り屋も多いらしいのだが、昼間は観光地としてのんびりした場所だ。
しばらく、湖の水面に立つ波でも見つつ、休憩とするか。


* 2日目:午後
榛名山を後にすると、一度また伊香保温泉街がある東側に出て、そこから一気に北上して、谷川岳を目指してみる。
谷川岳には、ロープウェイがあるので、それに乗って秋の風景を満喫しようというわけだ。
谷川岳で大渋滞山道を通って、谷川岳には到着したのだが、3連休の真ん中だけあって、すごい渋滞になっている。

車もまともに動かないし、なんとか渋滞の列の中、ロープウェイ乗り場付近に辿り着いても、ロープウェイの順番待ちと思われる人の行列が数百メートルは続いている。

う〜ん、こんな行列に並ばなくちゃならないのか。ちょっと勘弁だな。
色々と検討した結果、ロープウェイに乗る事は断念した。

ロープウェイに乗る為にも1時間以上は待ちそうだし、帰りのロープウェイも順番待ちがあるだろうし、更に降りてきたら帰り道の車も渋滞しているのだろう。

ロープウェイを諦めた俺達は、大渋滞の谷川岳を離れ、のんびりドライブでもしながら、そろそろ栃木県方面に戻る事にした。


* 2日目:夜
日が暮れる頃には、宇都宮に到着した。

明日は予定があるので忙しいと言っていた1人をさっさと家に帰し、残り3人でコンビニで買ってきたケーキでも食べながら、旅の疲れを癒す。
やはり疲れた時は、甘い物がいい。(今回は運転してないので、俺はあまり疲れてないんだけどね)


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