体の痛みは必ずよくなります・あきらめず じっくりと

0282-81-0880 に電話@栃木県みぶ町・大久保クリニック

ここは旧サイトです・最新情報はこちら → 新サイト

慢性疲労症候群の診断基準

6カ月以上持続する原因不明の全身倦怠感を訴える患者に対する診断の指針
ーーーー
【1】疲労を来す疾患を除外
A)疲労を来す疾患
①臓器不全:肺気腫・肝硬変・心不全・慢性腎不全等
②慢性感染症:AIDS・ウイルス性肝炎等
リウマチ性及び慢性炎症性疾患:SLE・SjS・炎症性腸疾患・慢性膵炎等
④主な神経疾患:多発性硬化症・神経筋疾患・癲癇・疲労感を惹起する薬剤を持続的に服用する疾患・後遺症を持つ頭部外傷等
⑤系統的な治療を必要とする疾患:臓器・骨髄移植・がん化学療法・脳~胸部~腹部~骨盤への放射線療法
⑥主な内分泌・代謝疾患:下垂体機能低下症・副腎不全・甲状腺疾患・糖尿病等※
原発性睡眠障害:睡眠時無呼吸・ナルコレプシー等※
※但しコントロール良好な場合は除外しなくてよい
【2】診断を保留し経過観察する疾患・並存疾患を確認→病態が改善して服薬が中止できるまで
A)経過観察する疾患
①アレルギー薬・降圧薬・睡眠薬などを長期服用する疾患
BMI>40→この基準を下回るまで
慢性疲労症候群診断を保留し経過観察する
B)並存を認める疾患
①気分障害(除:双極性障害・精神病性うつ病)・身体表現性障害・不安障害
線維筋痛症
【3】基本的臨床検査で異常値が見られないことを確認
A)基本的臨床検査
①尿検査
②便検査
③血液一般検査:血算・血液像
CRP等の急性炎症マーカー
⑤生化学:TP蛋白分画・TCho・TG・AST・ALT・LDH・γGTP・BUNCreUA・電解質・血糖
⑥甲状腺機能:TSH
心電図
8胸写
【4】疲労に関する4項目に該当
①全身倦怠感は新しく発症したものであり,急激に始まった.
②十分な休養をとっても回復しない.
③現在行っている仕事や生活習慣のせいではない.
④日常の生活が,発症前に比べて50%以下となっている.或いは疲労感で月に数日は社会生活や仕事ができず休んでいる.
【5】自覚症状・身体所見10項目の内5項目以上に該当
A)自覚症状・身体所見の10項目
①労作後疲労感(労作後休んでも2時間以上続く)
②筋肉痛
③多発性関節痛.但し腫脹はない.
頭痛
⑤咽頭痛
⑥睡眠障害:不眠・過眠・睡眠相遅延
⑦思考力・集中力低下
※以下の他覚的知見は医師が少なくとも1ヶ月以上の間隔をおいて2回認めること.
⑧微熱
⑨頸部リンパ節腫脹:明らかに病的腫脹と考えられる場合.
⑩筋力低下
【6】上記【1】~【5】の
A)すべてに該当する時→慢性疲労症候群(CFS:Chronic Fatigue Syndrome)
B)一部該当しない項目がある時→特発性慢性疲労(ICF:Idiopathic Chronic Fatigue)
ーーーー
第3回日本疲労学会総会・学術集会(2007/6/30)
日本醫亊新報2007/9/1 22-23頁
より抜粋・一部省略


,