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貧血鑑別

貧血の鑑別

貧血とは血液が薄くなることです.赤血球中のHbが足りなくなることで,酸素を運ぶ力が落ちるのです.HbにはFeが含まれておりその動態が貧血鑑別で重要です.

①鉄欠乏性貧血の早初期:Hb,Fe,UIBC正常で,Frt低下(貯蔵鉄減少)
 次いでFe低下→MCV低下→Hb低下
②膠原病・悪性腫瘍合併時:Frt増加(Tf低下)
③鉄過剰症:FeFrt共に高値

体内の鉄と鉄蛋白

体内の鉄の総量は3000mgです.そのうち,組織中の蛋白(Frt等)に900mg結合します.赤血球中のHb鉄は600mgです.血清鉄Feは3mgと極端に少なくなります.Fe(血清鉄)の殆どがTf(トランスフェリン)に結合します.
(UIBC:6mg,TIBC:9mg)

Tf1分子は,最大,血清中の鉄2原子と結合します(TIBC).しかし通常1/3が結合し(Fe),2/3が非結合状態(UIBC)です.
Tfの鉄結合能力 ≒ TIBC = UIBC + Fe
ですから,
Tfの鉄飽和率=Fe/TIBC=33%が正常です.

Fe(血清鉄)の総量は3mgですから,鉄結合能の総量は各々,UIBC:6mg,TIBC:9mgとなります.
Frt:1ng/mlは貯蔵鉄鉄約10mgに相当します.

Frt(フェリチン):細胞内で鉄を保存する蛋白・鉄貯蔵量の増減に比例します.
・減少:鉄欠乏性貧血(Tf・IBCより早く反応)
・増加:膠原病(網内系Fe取り込み)・悪性腫瘍(細胞破壊)
Tf(トランスフェリン):結晶中の鉄輸送蛋白・鉄貯蔵量に反比例
・減少:症候性貧血・肝腎障害
・増加:鉄欠乏性貧血


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