体の痛みは必ずよくなります・あきらめず じっくりと

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用語解説

皮疹

皮膚のすべての症状です.
皮膚が,目に見えて変化したら皮疹発疹と表現できます.
その性状から,紅斑・丘疹等いろいろな名前がつきます.

eruption exanthema 発疹 皮疹 efflorescence 

レニン・アンジオテンシン・アルドステロン系

①各種活性刺激
血圧低下・循環血液量減少等→腎血流量低下→傍糸球体細胞(jaxtaglomerular cell)の圧受容体刺激→②
・血中ナトリウム濃度の低下→緻密班(macula densa)の化学受容体→

・交感神経興奮→②
②傍糸球体細胞からレニン分泌
③アンギオテンシンⅡ産生
・アンギオテンシノーゲン(レニン基質)にレニンが作用し,アンギオ
テンシンⅠ産生→④
・アンギオテンシンⅠに,アンギオテンシン転換酵素(ACE)が作用し,アンギオテンシンⅡ産生
⑤アンギオテンシンⅡが副腎皮質球状層(adrenocorticoglomerular zone)を刺激し,アルドステロンの分泌を促進.→⑥
アルドステロンとアンギオテンシンⅡが尿細管~集合管に作用し,ナトリウム再取り込みとカリウム分泌作用を促します
⑦アンギオテンシンⅡが,血管内皮細胞のAT1受容体に作用し血管を収縮します.

レニン・アンジオテンシン・アルドステロン系 renin angiotensin aldosterone system 

腎単位(ネフロン)と集合管

腎臓内で尿を生成する一連の場所を腎単位(ネフロン;nephron)と呼びます.
腎単位は腎小体(renal corpscle;Malpighi body)と尿細管(renal tubule)からなります.
腎小体の血管極(vascular pole)から輸入細動脈(afferent arteriole)が入り糸球体(glomerulus)を形成し,同極から輸出細動脈(effernt arteriole)となり出ていきます.
糸球体の外側をボウマン嚢(Bowman's capsule)が覆い,尿管極(urinary pole)から
・近位尿細管(proximal tubule):近位曲部→近位直部※
・ヘンレ係蹄(Henle's loop):※(ヘンレ下行脚)→細いヘンレ上行脚()→★太いヘンレ上行脚
・遠位尿細管(distar tubule):★太い部分→遠位曲部
となります.ボウマン嚢から遠位尿細管までが尿細管系です.
糸球体から尿管系までが腎単位です.
その先は集合管(collectig tube)になります.
腎単位系と集合管系とがあいまって尿のバランスを整えます.
遠位曲部は血管極に隣接し,内腔に緻密斑(macula densa)を形成します.また糸球体との間に傍糸球体装置(jaxtaglomerular apparatus)を擁し,レニン・アンギオテンシン・アルドステロン系の舞台となります.

注意)※と★は,それぞれヘンレ係蹄と重複しています.

腎単位 ネフロン nephron 

酵素上昇

血中の酵素濃度が上がる理由には以下のものがあります

酵素上昇 

貧血鑑別

貧血の鑑別

貧血とは血液が薄くなることです.赤血球中のHbが足りなくなることで,酸素を運ぶ力が落ちるのです.HbにはFeが含まれておりその動態が貧血鑑別で重要です.

①鉄欠乏性貧血の早初期:Hb,Fe,UIBC正常で,Frt低下(貯蔵鉄減少)
 次いでFe低下→MCV低下→Hb低下
②膠原病・悪性腫瘍合併時:Frt増加(Tf低下)
③鉄過剰症:FeFrt共に高値

体内の鉄と鉄蛋白

体内の鉄の総量は3000mgです.そのうち,組織中の蛋白(Frt等)に900mg結合します.赤血球中のHb鉄は600mgです.血清鉄Feは3mgと極端に少なくなります.Fe(血清鉄)の殆どがTf(トランスフェリン)に結合します.
(UIBC:6mg,TIBC:9mg)

Tf1分子は,最大,血清中の鉄2原子と結合します(TIBC).しかし通常1/3が結合し(Fe),2/3が非結合状態(UIBC)です.
Tfの鉄結合能力 ≒ TIBC = UIBC + Fe
ですから,
Tfの鉄飽和率=Fe/TIBC=33%が正常です.

Fe(血清鉄)の総量は3mgですから,鉄結合能の総量は各々,UIBC:6mg,TIBC:9mgとなります.
Frt:1ng/mlは貯蔵鉄鉄約10mgに相当します.

Frt(フェリチン):細胞内で鉄を保存する蛋白・鉄貯蔵量の増減に比例します.
・減少:鉄欠乏性貧血(Tf・IBCより早く反応)
・増加:膠原病(網内系Fe取り込み)・悪性腫瘍(細胞破壊)
Tf(トランスフェリン):結晶中の鉄輸送蛋白・鉄貯蔵量に反比例
・減少:症候性貧血・肝腎障害
・増加:鉄欠乏性貧血

貧血の鑑別 貧血鑑別 

胃食道逆流症

GastroEsophageal Reglux Disease GERD 胃食道逆流症 

冷え症

手足や腰が冷える.トイレが近い.冬に布団に入るのがつらい.よく眠れない.夏,エアコンがつらい.痛みが冷えで増す.等の症状があれば冷え症です.
冷え症のうらには,便秘や血の道等の単純なものから,メタボリックシンドローム(高血圧糖尿病高脂血症・肥満)に基づく血の巡りの悪さ,閉塞性動脈硬化症,関節リウマチやその他の膠原病,骨粗鬆症,変形性脊椎症,神経痛,等,いろいろな病気がかくれていることがあります.
不安を感じたら一度町のペインクリニックにご受診下さい.

冷え症 

専従・専ら・専任・主に

専従専ら専任・主に
は,医療従事者の就業程度を表す言葉です.
専従:100%
専ら80%
専任・主に:50
その仕事についていることを示します.
これにより,健康保険の算定要件が変わることがあります.

専ら 専任 専従 

ビリルビン代謝

ビリルビン代謝

からだの中では一日に約6gのHb(ヘモグロビン)が代謝されます.1gのHbから35mgのBil(ビリルビン)が作られるのでHb由来のBilは210mg,Hb以外由来のshunt bilirubin:100mgを加え,およそ300mgのBilが作られます.
できたBilは,疎水性で単独で存在するため遊離型ビリルビン(free bilirubin)またはアゾ色素法でアルコール処理の必要な間接ビリルビン(Indirect bilirubin:iBil)と呼ばれます.アルブミンと結合したiBilは肝細胞でグルクロン酸抱合を受け,抱合型ビリルビン(conjungated bilirubin)またはアゾ色素法でアルコール処理の不要な直接ビリルビン(direct bilirubin)と呼ばれる水溶性物質となり,胆汁に分泌されます.
胆汁に分泌されたdBilは腸管内細菌によりUbg(ウロビリノーゲン)更にはウロビリンに変換され,腸肝循環を経て再利用または尿中に排泄されます.また大部分そのまま便中に排泄されます.

bilirubin metabolism ビリルビン ビリルビン代謝 bilirubin 

エイズ診断

エイズの原因であるHIVに感染しているか否かを調べるには,二つの窓口があります.
保健所でのエイズ診断:無料・無記名:エイズの検査のみ
病医院でのエイズ診断:有料・有記名:色々な病気の可能性を鑑別
エイズのみ調べたいのでしたら保健所に,体調不良や不安がある場合は病医院へ行きます.検査は採血で行います.

diagnosis of AIDS エイズ診断 

老人の日常自立度

老人の日常自立度
■(身体)障害
自立:障害なし
J :障害あり:外出自立
 1:交通機関
 2:近隣のみ
A :外出介助:屋内自立
 1:日中ほぼ離床
 2:寝たり起きたり
B :屋内介助:坐位可能
 1:車椅子移乗:独力
 2:車椅子移乗:介助
C :坐位不能
 1:寝返り:独力
 2:寝返り:介助
認知症=日常生活に支障を来す症状・意思疎通低下
自立:認知症なし
Ⅰ :認知症あり:見守り不要
Ⅱ :見守り必要
Ⅱa:屋外
Ⅱb:屋内±外
Ⅲ :ときどき介護
Ⅲa:日中
Ⅲb:夜間±日中
Ⅳ :常に介護
Ⅴ :専門医療

老人の日常生活自立度 日常生活自立度 

肝炎ウイルスマーカー

HA-IgM:【現在】感染
HA-IgG:【過去】感染=免疫有

HBV-DNA:ウイルス【量】を直接計測.抗ウイルス薬の適用と効果判定.
HBsAg:【現在】感染
HBsAb:【過去】感染=免疫有
HBcAb-IgM:病勢の【変化】(急性肝炎 or 急性増悪)
HBeAg:病勢【強い】=感染力↑
HBeAb:病勢【沈静】=感染力↓

HCVcore:ウイルス量を【推定】(安価)
HCV-RNA:ウイルス量を【測定】(高価)
HCVAb-3:感染の【有無】

肝炎ウイルスマーカー hepatitis virus marker 

クズの根っこは根(カッコン)と呼ばれ,漢方薬の根湯に含まれます.根を冷水でほぐしたものが粉(クズコ)です.粉をお湯に溶かし湯(クズユ)として飲むことも多く,日本でお馴染みの生薬です.
湯は,解肌・退熱・透疹・生津止瀉・滋潤筋脈の効果があり,特にかぜの初期,肩がぞくぞくする時に用います.体表を程よく温めると同時に,汗で余分な熱を逃がします.痛みや肩こりをほぐし疲れをとります.
かぜが進み,のどがはれたり,鼻汁や痰が酷く,熱が上がってきたら,根を妄りに飲んではいけません.余計熱がでて体力を消耗してしまうことがあるからです.
機を逸しないためには,根湯か粉を常備します.粉は食材としても流用できますから一石二鳥です.ただし,ものによってはじゃがいもの入っているものがありますので注意しましょう.

落語に「根湯医者」があります.なんでもかんでも根湯をだすお医者とそのとりまきのお話です.寓意は色々あるのでしょうが,実際は投与タイミングを含め,他の漢方薬と同様に根湯処方には技術を伴います.
自分がかぜを引い時のことを考えてみてください.まず,肩がぞくぞくする程度で医者にかかろうとは思わないでしょう.熱がでたり食べ物がのどをとおらなくなってから診療所に向かうはずです.
医者の立場で考えれば,かぜの患者が来たら,既に根湯が効かない公算が高く,結局他の処方をすることになります.つまり,かぜぐすりとして根湯の在庫を持つことは経営リスクが高いのです.

漢方薬が主に使われてきた昔,血液性化学検査やレントゲンはありませんでした.人間の五感を駆使し証をつかみ治に結びつけました.重きを置く手法が違うのですから西洋医学とは用語・語感レベルで違ってきます.同じ「かぜ」といっても漢方では細かく病期を分けて対処します.その昔ながらのニュアンスを大切にすると,生活に先人の蓄積を生かせるようです.

Pueraria pseudo-hirsuta Tang et Wang

葛 

月経周期

月経周期(menstrual cycle)には,女性の月経から月経まで生理的変化です.
周期は約28日間です.
複数の要素が錯綜しており,理解するにはまずそれぞれの項目を覚え,次にそれぞれの関係をつむぎます.

月経周期 menstrual cycle 

ショートカット症候群

ショートカット症候群は,ウェブページのハイパーリンクをクリックして出た結果をそのまま信じてしまうこと\\・・・・・・・です.
例えば,小指が痛む人が検索サイトで調べたら「小指の痛みは心筋梗塞の症状で死ぬかもしれない」と結果が出て,短絡的に信じ込み,慌てふためいてしまうような状態を指します.
この例では,検索の条件によって「小指の痛みは放置してよい」とでるかもしれません.検索結果がが自分の求める答えとは限りません.
小指の痛みは心筋梗塞で起こります.しかし,突き指や頚椎症等,深爪でも起こります.見分けるには,小指が痛む病態を全て挙げ,特徴をまとめる必要があります.更に迅速且つ正確に鑑別・洞察するには,知識ばかりでなく,長年の経験に基づく熟練が必要です.

教科書はある一定の分量を読破して初めて情報が得られます.単純な情報検索には不向きである一方,系統的に勉強するのには適しています.
テレビやラジオは,一度にたくさんの人々へ情報を伝えることができます.ただし最大公約数的な情報ですから,必ずしも視聴者に当てはまるとは限りません.
人に教わる場合,対話を通じ,話し手が相手に合わせてくれまします.的を得た情報を得る確率が高い反面,話者の技量に内容が左右されます.
これらの旧メディアでもショートカットは起こりえます.しかし,インターネットは,その膨大な情報量と手軽さのため,より短絡的になりがちです.
複数のメディアで情報を確かめ,自ら責任を持って情報を活用する必要があるようです.

病気やお悩みの症状については,インターネットで調べるだけでなく,是非医療機関を受診して下さい.医師を初めとする専門科が,情報の整理をお手伝いいたします.

ショートカット症候群 shortcut syndrome 

反復運動過多損傷

反復運動過多損傷RSI:Repeated Sequence Injury・反復運動症候群RSS:Repeated Sequence Syndrome
同じ動作を繰り返すことで,物理的刺激が同部位に加わり,組織損傷や炎症が起こること.

手の反復運動過多損傷・俗称:床屋の手
●症状
 ・手指・手関節・肘等局所の疼痛→安静で軽快
 ・手のしつこい発赤・腫脹→ここまでくると休息しても治らず,ペインクリニックを受診することが多い
治療
 ・仕事・手の労作を控えないと,治療効果が上がらない
 ・非ステロイド性消炎鎮痛剤NSAIDSが効きにくい→神経ブロック・ステロイド有効のことが多い
 ・手術に至ることがある
●職業:床屋・電設・水道工事・楽器奏者・キーパンチャー・コンピュータのオペレータ・スポーツ選手(野球・テニス・卓球等)
■病態
●手の反復運動
 ・筋肉の疲労→筋痛・筋硬結→血流障害→発痛・疲労物質蓄積→※
 ・関節磨耗(指.手首・肘)→関節炎→※
 ・腱・腱鞘酷使→腱・腱鞘炎→※
 ・手指摩擦→末梢神経障害→※
 ※→痛みの悪循環→局所高度炎症(発赤・浮腫・疼痛)・運動機能障害→仕事ができない→鬱状態
●同姿勢維持
 ・椎対変形(頸胸腰全域)・椎間関節負か→脊椎症・神経根炎(腕神経叢症)
 ・肩関節拘縮・上肢内外筋不均衡→肩関節周囲炎等(いわゆる四十肩)

反復運動過多損傷 repeated sequence injury repeated sequence syndrome 反復運動過多症候群 反復運動症候群 

高温障害

高温障害(disorder due to high-temperature)は,高気温,太陽等の輻射熱,多湿,過度の運動等で起こる病気です.
頭痛や動機,疲労感等の軽い症状にはじまり,痙攣,意識混濁,ショックに次いで死ぬこともあります.
炎天下の作業,蒸し暑い建物や車の中で長時間過ごすと高温障害になります.その際,運動がくわわると,より発症しやすくなります.
輻射熱を出す熱源としては,太陽だけでなく,調理器具,炉,夏に温まった家の壁や車の屋根等もあります.
帽子等で直射日光を避け,換気やエアコンで涼をとるように工夫をし,スポーツ飲料等で水分や塩分を適宜補給することで予防できます.
もしなったら,涼をとポーツ飲料をとります.症状が増悪したり,汗がでず体温が上昇するようならすぐに病院に行きましょう.
高温障害に関する用語と分類
熱虚脱,熱疲労,熱中症のように高温障害の程度による分類と,熱射病,日射病のように高温障害の熱源による分類があります.
また,熱失神熱痙攣のように,特徴的な症状を病名としたものもあります.
高温障害の程度は,その重症度を明確にするため,
高温障害Ⅰ度(軽度)≒熱虚脱+熱失神+熱痙攣
高温障害Ⅱ度(中等度)≒熱疲労
高温障害Ⅲ度(重度)≒熱中症(≒重度熱射病+重度日射病)
と分類する場合もあります.
いずれにせよ,不調・無汗・体温上昇をみたら,すぐ病院です.

disorder due to high-temperature 高温障害 

梅毒試験

梅毒試験syphilis testは,梅毒の検査で脂質抗原試験梅毒病原体試験の二つを組み合わせて行います.

STS(-),TPHA(-):正常
STS(+),TPHA(-):生物学的偽陽性,または,梅毒感染初期
STS(+),TPHA(+):梅毒活動期
STS(-),TPHA(+):梅毒治癒・既往

梅毒試験 syphilis test 

花粉症と神経ブロック

鼻汁やくしゃみ,目のかゆみ等,花粉症は不愉快なものです.
花粉症は軽い病気と思われており「気持ちの持ちようだよ」などとむげにいわれてしまうこともあります.本人にとっては大問題なのですが,他人には理解できないようです.
治療法のひとつに神経ブロックがあります.主に星状神経ブロックを用います.時に蝶形口蓋神経節ブロックを行います.
ブロックをするとまず目のかゆみが早期に軽快します.
鼻閉や鼻汁は,数回のブロックでその季節の内服量を減らせます.中にはまったく服用しなくてもよくなる場合もあります.
また,抗アレルギー剤の点滴とくみあわせるとより効果がでます.
食事や運動を改善につとめ,花粉の防除や鼻洗を行い,,薬をつかっても芳しくないとき,次の手を考えて見ましょう.

治癒

治る治癒という言葉には,大きく二つの意味があります.
まったく病気のことを忘れてしまえる完治:完全治癒と,日々の工夫と診療は続けて症状がない状態の寛解です.
まず寛解に早く達し,次にじっくりと完治を目指します.特に原因不明病院遍歴された場合,急がば回れの姿勢が役立ちます.詳しくは診療方針をご覧下さい.

治す 治し healing 治り cure 治癒 治る 

真性/偽性,特発性/症候性,原発性/続発性,一次性/二次性,単純性/複雑性

特発性 idiopathic - <> 症候性symptomatic -
真性 true -, - vera <>偽性 pseudo-
一次性,原発性 primary - <>二次性,続発性 secondary -
単純性 simple -, - simplex <>複雑性 complex -, - complex

病名にこれらの用語がついた場合,診断治療等考慮すべき原因が他に有るか無いかを示します.
例えば,特発性神経痛は神経そのものに原因があり,特発性神経痛は,炎症・外傷・腫瘍等他に原因がある神経痛を示します.
従来特発性といわれていた病気も,近年より細かく病態が研究されるにつけ,その原因が分かるようになりました.そのため,教育的目的以外,あまり特発性続発性を分けません.総合的に疾患を捉え多角的診療を行うようになったのです.

secondary idiopathic 一次性 続発性 二次性 primary 原発性 vera true symptomatic pseudo 症候性 特発性 偽性 真性 単純性 simplex 複雑性 complex simple 

圧痛点

押して痛いところです.その場所や程度で診断します.
人名を冠した沢山の圧痛店があります.

tender point 圧痛点 puncta dolorosa 

診療

診断治療の両方を含みます.
当院では,医療の枠を越え,お悩みの症状を抱える患者様とそのご家族の問題を解決することが真の診療と考えております.

diagnosis and therapy 診療 

炎症マーカー

炎症マーカーは,炎症や組織障害によって体内で変動する物質です.

inflammatory marker 炎症マーカー 

どろどろ血とサラサラ血

血の巡りが悪い状態をどろどろ血,良い状態をサラサラ血といいます.
サラサラ血は,
・血液の濃度が適切:Ht:32%前後
・血管が十分広い
・動脈硬化が無い
・血栓ができにくい状態
等の条件が必要です.
どろどろ血はその逆です.
血の濃さを適切にするには
・防煙・禁煙
・水分補給
等が有用です.
血栓予防には,少量アスピリン内服を中心としたサラサラ血診療を続けます.
血管の拡張や動脈硬化予防には,高血圧症・高脂血症治療と,ビタミンB群やEの内服が効果的です.
いずれにせよ,一転重視は命取りです.すぐに多角的診療を始めましょう.

サラサラ血 どろどろ血 どろどろ血とサラサラ血 

検査

診察,血液や尿,画像等のデータをとる診療行為です.

とちぎリハビリテーションセンター総合相談部

・心身障害相談
・身体障害者更生相談
・知的障害者更生相談
・障害者電話相談
・判定
・地域支援に関すること

とちぎリハビリテーションセンター総合相談部 

NNT/NNH

NNT/NNH治療効果と副作用発現頻度の比です.小さければ小さいほど有用性が高いことを示します.

NNT/NNH 

痛みの刻み込み


疼痛抑制系抑制
疼痛関連遺伝子発現
異所性発火
エファプス
などにより,痛み刺激が外界から加わらなくとも痛みを感ずる状態です.
異型痛の仕組みで,痛みの悪循環でどんどん悪くなります.
上位中枢で刻み込まれた場合は,本人が「痛くないのに痛い期がする.痛みが出そうで怖い」と言う間隔を持ちます.痛みの記憶とも呼ばれます

痛みの刻み込み pain inprint 痛みの記憶 pain memory 

感染症情報センター

感染症情報センター

関連頁

日本全国で流行している感染症の情報や関連の資料を診ることができます.

infectious diisease surverllance center 感染症情報センター 

腎機能検査

腎機能

慢性腎臓病

CKD(慢性腎臓病)は,腎機能障害が続く状態です.
■定義:[1 or 2]≧3カ月
1)腎機能障害証明(a or b)
 a)蛋白尿
 b)蛋白尿以外の異常:病理・画像診断・検査(検尿や血液)等で腎障害証明
2)GFR < 60(ml/min/1.73m^2)
■病期①
ステージ:定義:GFR(ml/min/1.73m^2
・0N:正常
・1T:腎症はあるが機能は正常以上:90~
・2T:軽度低下:60~
・3T:中等度低下:30~
・4T:高度低下:15~
・5D:腎不全:~15
■病期②
・病期:尿中微量アルブミンmg/g・Cr:GFR低下率ml/年
・正常:<30:1
・潜在:microalbuminuria:30~300:3
・顕性:macroalbuminuria:>300:5
CKDの意義
・腎不全・透析予備軍
・心血管病(CVD)リスク(脳卒中は検討中)
・医療費抑制
CKD管理
・早期発見:B-Cr,U-Alb測定
・生活習慣管理:運動・食事・ストレス・嗜好(含喫煙・飲酒)
・リスクファクター管理:★血圧・血糖・脂質等
・RAS(Renin-Angiotensin System)阻害薬を用い血圧<130/80mmHg
糖尿病性腎症ではHbA1c<6.5%
LDLcho<120mg/dL
CKD病態仮説
・生活習慣病
  酸化ストレス↑
   小血管病変→CKD→多臓器障害
   大血管病変→脳心卒中
・上記より抗酸化治療示唆
 アスコルビン酸
 TEMPOL(有毒)

慢性腎臓病 cronic kidney disease CKD 

胸キュン症候群

胸キュン症候群
①明らかな器質的病変がなく
②胸部を中心にみぞおちやのどの症状
を示す病態を本稿では「胸キュン症候群」と呼ぶことにしましょう.
症状としては
・胸痛:刺すようなものからひりひりするもの,ドンと衝撃をともなうもの
・灼熱感:やけつくかんじ.
・胸苦:むなぐるしさ
・動悸:胸のドキドキ
・恐怖感・心気症状:何かひどい病気じゃないかと不安
・不眠:入眠障害・中途覚醒
・呑酸:むねやけ
・曖気:げっぷ
・梅核気:のどからむねにかけて何かが引っかかったような感じ
・嚥下痛:飲み込むときの痛み
・たん
等多彩です.ひとそれぞれ
誘引として
・ストレス
・疲労
・天候変化
等があります.
医学的には
・胸部不定愁訴
・心臓神経症
・咽喉頭神経症
・慢性胃炎(心身症)
・心気症
・欝状態
自律神経失調症
・機能性身体症候群
等の一部がオーバーラップしています.
①の鑑別としては
逆流性食道炎・消化性潰瘍
・不整脈・虚血性心疾患
・自然気胸・慢性閉塞性肺疾患
・変形性脊椎症・頸胸部神経痛
・縦隔等の腫瘍・明らかな炎症
等が挙げられます.
十代以降の幅広い年齢層で特に几帳面な性格の人に多くみられます.
*除外診断を怠らなければ*多くの場合経過観察のみで寛解します.症状が強い時は,鎮静薬や抗うつ薬等を加えながら,生活のバランスを本人・家族・医師等で考え調整して行きます.医者が気付く前に本人が解決するケースを散見します.
良性の病態なので段階的に診療を継続したいところです.しかし本人や家族があせり病院遍歴を繰り返すことがあります.遍歴傾向が強いほど難治性です.その原因として
・病名を医者が明言しない~病名がぴんとこない
・症状が横ばい~増悪しているのに医者の対処が同じ
等で心気症状が増し行動化に結びつくことが殆どです.
初診時「いわゆる胸キュン症候群ですね」とお話すると遍歴がとまります.初期の暫定的診断として得心していただける場合が多いのです.胸キュン症候群自然寛解傾向が強いので遍歴さえ食い止めればいくらでも対処ができます.
臨床医としては身体表現性障害や機能性身体症候群等の網羅的かつ戦略的な概念を胸に秘めつつ,敢えて俗っぽい平易な名前を使うことも一つの方便と考えます.

胸キュン症候群 

重要概念

重要概念 

人生期

人生期は人生を人生期の節目ごとに分けた期間です.

人生期 human life stage human life period 

疫学諸元

疫学諸元表
----
検査 有病   無病   合計
陽性 真陽性a 偽陽性b a+b
陰性 偽陰性c 真陰性d c+d
合計 a+c   b+d  a+b+c+d
----
[敏]感度=検査陽性/真陽性=a/a+c
特異度=検査陰性/真陰性=d/b+d
有病率=a+c/a+b+c+d
偽陰性率=c/a+c
偽陽性率=b/b+d
陽性予測値=a/a+b
陰性予測値=d/c+d
有効度(陽性尤度比)=[敏]感度/(1-特異度)=[敏]感度/偽陽性率
無効度=偽陰性率/特異度

脳脊髄液減少症

●定義
脳や脊髄をとりまく髄液の量が減ることで起こる病気です.
●歴史
・1938:Schaltenbrand:脳脊髄液が減少すると起立性頭痛が起こる
・1990~MRIの発達で注目されるようになる
・2000:患者会との共闘で篠永先生の研究
・2007:ガイドライン作成
低髄圧症候群や低髄圧性頭痛等の類似概念があるため,健保や労災・自賠責等で認定が遅れる
●原因:脳脊髄液産生減少・漏洩増加
・外傷性:髄液漏洩が明らかな程の外傷
特発性原因不明些細な外傷によるもの
・交通事故や労災等の外傷で起こります.その程度は重篤(severe)なものから些細(trivial)なものまでさまざまです.
●脳脊髄液
・1日500mLを脈絡叢で産生→90%が脳で吸収。残りは脊髄で吸収
●発症までの期間:受傷直後~年余
・脳脊髄液が発症閾値まで減少すると発症。それまでに長い時間がかかることがある.
●主症状
頭痛・頚部痛・めまい耳鳴
・坐位・立位で3時間以内に増悪
●副症状:
・多彩→診断がつきにくい原因
頭痛や背骨周囲の痛み・こりだけでなく,手足のしびれや脱力等の神経症状,吐き気やめまいなどの自律神経失調症,嗅覚視覚聴覚等の脳神経症状等を伴うことがあります.また不眠や疲労感等の慢性疲労症候群を併発し生活がままならなくなることもあります.更に全身に痛みが波及し線維筋痛症に至る場合もあります.
・大人:頭痛>倦怠感
・小児:倦怠感>頭痛・・・不登校
※症状が多彩であるため,自律神経失調症不定愁訴・うつ・更年期障害等の単一疾患と診断されることがあります.
●症状の誘因
・立位・坐位
・低気圧
・脱水
で症状が増悪します.
●検査
【参考となる検査→必須ではない】
レントゲンMRIで外傷性器質的変化の確認:脊椎の圧迫骨折や変形等
MRIで関髄液の減少:脳室・脳槽の狭小化等
・MRミエログラフィーで障害箇所の形態異常と漏洩所見(陽性率30%)
・髄圧:蜘網膜穿刺時マノメータ初期髄圧≦6cm→低髄圧症候群脳脊髄液減少症の可能性あり
・硬膜外生理的食塩水注入試験(PSS Test):硬膜外に生理的食塩水を一回法で注入し,症状が改善すれば
【確定診断
・脳槽シンチグラフィー
・インジウム<111>In-DTPA核種をくも膜下注入
①漏洩部位証明:くも膜下腔の外に核種が漏れ出ている像
②早期膀胱蓄積:3(~4)時間までに,頭蓋円蓋部に核種集積がなく,膀胱内に集積
③髄液クリアランス亢進:24時間後髄液内核種残存率≦30%
※確定的である反面,侵襲的で脳脊髄液減少症の症状を誘発する危険がある
治療
・(2w入院)安静・外液補充→髄液減少が著明の場合に有効.
・ブラッドパッチ(blood patch:硬膜外自己血注入):髄液瘻映画確実の場合に限りその部位に一番近い棘間から自己血を20~30mL注入する.一回で効果がでるとは限らない,癒着性神経根症状が起こりうる等の問題もある.自己血の粘着力が低下している場合,フィブリングルーを代用することもある.
多角的診療:多彩な症状に対し色々な側面から継続診療を行う.生活指導・鎮痛補助薬・点滴治療神経ブロック等の手法を有機的に組み合わせ適切なタイミングで投入する.痛みのかかりつけ医としてじっくり診る.時間はかかるがもっとも確実.
●外液補充のしかた
・入院:2000mL/日
・外来:1000mL/2hr
脳脊髄液減少症の合併を考慮すべき病状
・交通外傷後遺症・外傷性脊椎症(むちうち症)・バレーリュー症候群
・小児慢性頭痛・不登校→教育関係者、特に養護教諭への普及啓蒙が重要
・心身症・更年期障害PTSD→合併の可能性
※むちうち症は外傷性脊椎症の内,追突事故などで脊椎がむちをうつような動きをして受傷したものをいいます.範囲が狭くなってしまうのであまり使いません.
※頚椎症の内,自律神経症状を伴うものをバレー・リュー症候群といいます.低髄圧の有無は問いません.
線維筋痛症は全身に圧痛が波及した状態のことでその原因は不問です.
不立文字
全人的診療が必要です.
ことばにだまされず,生きてゆくなかまとしてかかりつけ医とよく相談しましょう.

cerebrospinal fluid leakage syndrome 髄液漏洩症候群 脳脊髄液減少症 cerebrospinal fluid hypovolemia Intracranial hypotension 

感情失禁

ちょっとした刺激で感情を抑えきれない状態です.主に泣き出します.痛み対して敏感になった状態は疼痛失禁
原因は中枢性で,
・視床とその周囲の多発性脳梗塞等の脳血管疾患による疼痛抑制系の抑制
が主です.

感情失禁 emotional incontinence 

シンドロームY

一つ一つは大したことのない原因が複数組み合わさって重い症状を作り出す病態をシンドロームYと言います.
症状としては,原因に比して強いのが特徴の
異型痛
・異型症
が多くみられます.
原因としては,
・多発性脳梗塞による疼痛抑制系の抑制疼痛失禁
・膠原病(含:関節リウマチ
骨粗鬆症
・変形性脊椎症
糖尿病高血圧高脂血症
・身体表現性障害・鬱状態
・悪性疾患:
老化
・その他難病
等があります.
それぞれの原因は大したことがないため
・検査結果はほぼ正常なんだが,なんでこんなに症状が強いんだろう
・当科的には正常です.他の診療科目でみてもらってください.
と医者が話します.専門診療科だけをみていると原因不明病になる傾向にあるのがシンドロームYです.
かかりつけ医が必要なら専門医を紹介し,日常診療専門診療を両輪とすることでシンドロームYが原因不明とみなされるのを防ぐことができます.
シンドロームYと解れば治療は比較的容易です.それぞれの原因を地道に対処すればよいのです.あとは多角的に継続診療するのみです.
シンドロームYを原因不明難病と考え徐福症候群に陥ってしまうのは勿体ない.行き詰まったらセカンドオピニオンを求めるなど一歩引いて考えて見ましょう.

Syndrome Y multi-factor complex syndrome 多因子複合症候群 シンドロームY 

徐福症候群

徐福症候群は無意識の不老不死願望や老化譴責傾向から本人や関係者が現実を直視できず種々の問題が起こる社会的病態です.

二千年余前,秦の始皇帝が家臣の徐福を蓬莱(日本)に丹(たん:不老不死の薬)を探させました.徐福は大群を引きいて日本海を渡りましたが帰ることはありませんでした.覇王は始皇帝陵に水銀の海とともに今も眠っています.
朱色の硫化水銀(Ⅱ)を含む辰砂(しんしゃ)を熱すると容易に銀色の水銀になります.そのため水銀は再生つまり蘇生の象徴と考えられました.丹頂鶴の由来どおり朱を丹(たん・に)ともいいます.明代のミイラからは時に致死量の水銀が検出されます.心不全の患者に偶然水銀化合物が投与されると,むくみが一時的に取れたことでしょう.不死の薬はできませんでしたが練丹術によって今日の化学・薬理学の基礎となりました.
日本の各地に徐福伝説が多数残っています.竹取物語では丹を焼いたので不死(富士)の山の由来とあります.いつの時代でも仙丹への憧れはあるのです.

原因不明難病,老化,等の進行で患者本人や家族,そして医療者までもが怯え,時に事実から目をそむけることがあります.
若い頃とどうも調子が違ったり,痛みや苦しさが徐々に増す時,皆その背景にうすうす気づきます.しかし「(死に至る病の)他に原因とその治療法があるはず」とあせり,東奔西走します.これが徐福症候群です.
徐福症候群は人本来の心理的防衛機制です.ごく自然な反応といえますが.何事も「過ぎたるは」で,丹を追い求める本人や家族を,医療者を含む社会が看過し,状態がエスカレートすると問題が起こります.希望を求めて遍歴したのに,疲弊し精神的に逼迫し日常生活が困難になるのです.
徐福症候群を回避するため,医療者としては,死を避けたいというごく当たり前の感情を理解した上で,計画的に診療を続けます.
患者と家族は,療養生活の間口を広く取り,かかりつけ医や担当ケアマネ等と良く話し合います.
日常のなかでどうしても避けがちなテーマです.あせらずじっくり取り組む必要があるようです.

徐福症候群 

未診

まだ診断がなされていない状態です.
かかりつけ医において継続診療の中で診断の途中というならば問題はありません.
めぐり合わせが悪く未診となっている場合はもあります.例えば,徐福症候群等で病院遍歴する場合,いつまでたっても診断がつかず同じ検査を繰り返すことがあります.
シンドロームYを狭い診療科目だけで診ようとしたり,原因不明難病が医師の専門分野と外れた場合にも起こりえます.
まずかかりつけ医をつくり,そこから専門家へ紹介してもらう体制をとれば未診を抑えることができます.

未診 

暑さと湿度対策

空気中に溶けることができる水分量,飽和水蒸気量は温度によって変わります.
その温度の飽和水蒸気量に対する実際の水蒸気量を相対湿度といいます.天気予報で「今日の湿度は~%」といっているのは相対湿度のことです.
飽和水蒸気量は低温で少なく,高温で多くなります.そのため空気中の水蒸気量が変わらなくとも気温が低下すると相対湿度は上昇します.100%を超えると余った水分が結露しはじめます.
梅雨,昼間は蒸し暑くても何とか過ごせるのに,夕方になり日が陰ると大変不快になるのはこのためです.気温が下がって相対湿度が上がり,ともすると100%になってしまうのです.こうなってはいくら窓を開けて換気してもしても不快感は減りません.更に夕凪で湿気ばかりが入ってくるようです.
相対湿度が高いとどうして不快なのでしょう.それは本来蒸発するはずの汗が空気中の水分に邪魔され,肌にとどまりべたべたするからです.気化熱で奪われるべき体温もこもってしまうため,同じ気温でも湿気が多いとより暑く感じます.
たとえ相対湿度が100%でも,風があればなんぼか違います.気流が体の表面から水分を引き剥がしてくれるので,蒸発しなくとも汗が文字通り飛ぶのです.窓を開けて自然の風をとりいれたり,うちわや扇風機で空気を動かすのは有効です.
汗が蒸発しない原因は相対湿度だけではありません.水は物質が溶けていると蒸発しにくくなる性質があります.モル沸点上昇です.プールの水着は乾くのに海水浴の後は乾きにくいのもこの原理です.
汗をかいたまま放置するとにじみ出た塩分が肌に残り,ますます汗が蒸散しなくなるのです.ですのでシャワーなどでこまめに汗を洗い流し,表皮の円分量を減らせば,多少すごしやすくなります.
熱いシャワーを浴びると体温が上昇し,気温が自分より低くなるので涼しく感ずるという利点もあります.,また湿布摩擦やマッサージ効果で自律神経を整えることにも役立ちます.
冷たいジュースやカキ氷などを摂り過ぎると体温がさがってしまいかえって暑さをましてしまいます.また胃腸を害したり,バランスをくずして熱疲労熱中症になるかもしれません.
エアコン以外の方法もいろいろあるようですね.

異型痛

異型痛ペインクリニック
原因にくらべ強い痛みを異型痛といいます.
いわば「妙な痛み」です.罹患期間や部位のしばりもありません.なんとなく変だなぁと感ずれば全て異型痛です.
診断はだれでもできます.医者である必要はありません.
異型痛は普通の痛み典型痛,に相対する概念です.

刃物で指を切ったら痛いのはあたり前.でもその痛みが一年続くとしたらどうでしょう.
帯状疱疹は痛いです.しかし皮膚が治ってから何年も痛みが続いたら「何かおかしい」と思うはずです.
また指で触れただけ,冷たい風が吹いただけで痛みが出たとしても異常であると感じます.
こういった状態が異型痛です.

異型痛痛みの刻み込み痛みの悪循環によって起こります.

異型痛を呈する病態の例
ーーーーーーー
原因不明:比較すべき原因がない
全身痛:系統性がない
特発性慢性疲労:疼痛の前駆症状
外傷・術創治癒後痛:創傷自身の痛みでない
癌性疼痛の一部:浸潤と無縁の痛み
精神痛:あらゆる疼痛を増強
神経因性疼痛
 中枢性:
 末梢性:支配領域の疼痛増強
脳梗塞・脊損・腫瘍等
神経根症・CRPS等
ーーーーーーー

異型痛という概念をひっぱりだすのにはわけがあります.線維筋痛症にせよ慢性痛にせよ「3ヶ月」等の診断の目安があります.その3ヶ月のあいだに病院遍歴したり症状が増悪する症例を散見します.これを防ぎたいのです.

異型痛症例が病院を受診すると
「当科的には正常です(だから診られないよ,ほかへ行ってくれ)」
「体ははなんともないから大丈夫だよ.気のせいだよ」
等と医者がそっけなく対応することがあります.縦割り診療科目の宿命です.ご本人は医者や家族が見せる無理解の壁に押しつぶされます.

原因不明の痛みの多くはシンドロームYによる異型痛であることが多く,無理に診断名をこじつけるよりも異型痛という症状で仮にくくり,地道に診断を着けるほうが「急がば回れ」となることがあります.

atypical pain 異型痛 

典型痛

一見して原因と痛みの強さがほぼ同じ時典型痛といいます.
・外傷後・術後の激痛
・感染に伴う痛み
癌性疼痛
等がこれにあたります.
対するは異型痛です.

典型痛 typical pain 

疼痛失禁

疼痛失禁は痛み刺激に比べて過敏に反応する状態です.感情失禁に対する概念です.
原因は中枢性で,
・視床とその周囲の多発性脳梗塞等の脳血管疾患による疼痛抑制系の抑制
・その他の認知症(レビー小体型・アルツハイマー型等)による身体表現性障害
等です.
脳血管性では他の高次機能は比較的保たれながら疼痛感受性だけ斑(まだら)に過敏になる為,家族や周囲の人々がしばしば戸惑います.
鑑別疾患としては末梢感作や脊髄レベルの感作があります.これらは多くの場合混在している場合があり弁別は困難です.
老化に伴い増悪することが多く単純な「かたくなさ」によるものと看過されることもままあります.
脳血管疾患には抗血栓療法を続け,その他の認知症にはそれぞれの治療薬を投与することで症状は改善します.「痛いのだから鎮痛薬」とは限らないのです.多角的診療を地道に継続することが肝要です.

pain incontinence 疼痛失禁 

老化

歳をとれば心身ともに色々な症状がでてきます.シンドロームYのように小さな病気が組み合わさり辛い症状を生み出します.若い頃と違ってできないことが増えてきます.こういった大変さを医者も家族も解ってくれません.その無理解による精神的ダメージは少なくありません.
しかし「年寄り病気だからしょうがない」「いずれ死ぬんだ」と諦めるのは行き過ぎです.
人類は数千年かけて老化に対する治療法を蓄積してきました.体の部分ごとの若返りや現状維持はできます.生活では美味しいものを三度三度適度に食べ,自然を愉しみながら散歩をして,友人や家族と談笑する.こんなシンプルなことが健康の秘訣です.医療では脳や心臓なら抗血栓療法,骨ならば抗骨粗鬆症療法等,多数の技術が控えています.
とはいえ不老不死の薬はありません.徐福症候群に陥らないよう,ご家族や周囲の人達との絆を大切にしましょう.
主治医とご家族とご相談の上,すぐに当院へお越し下さい.長期戦です.未診の病気を洗い出し,切り込めるところから多角的診療を継続します.

老化 senile change 

肋脊角

最下肋骨と脊柱でなす部分を肋脊角といいます.
X線計測でその角度を示すこともあります.
急性腹症や急性腰痛症で肋脊角叩打で放散痛がある場合,尿路結石を強く疑います.
また血圧が上昇する場合,褐色細胞腫の鑑別も必要です.
※2008/7/18現在ネット上で,当サイトのみ肋脊角について言及していました.学生の時分,診断学総論で学んだ光景を覚えております.Yo-Nagisa版【一万語医学辞書】に語彙があるのもその証拠(^_^;)です.当院の理学所見一覧表を勉強していた看護師から「教科書を調べても分からない」と言われ,ちょっと驚きました.

肋脊角 costospinal angle 


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