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開胸術後疼痛症候群

a.病態と神経ブロックの適応
本症は開胸術中の肋間神経損傷(切断,圧潰など)に基づく有痛性単神経障害で,術後から持続するか,あるいは術後2ヵ月以上経ってから再燃し難治性の痛みを呈する.障害領域の感覚低下が強い場合は,締め付け感や圧迫感を伴う不快な痛みとなる.
治療は抗うつ薬や抗不安薬などを用い,また開胸側の肩関節の拘縮が起こりやすいので,肩関節の可動域訓練など理学療法を併用する.術後早期にみられるアロディニアには,局麻薬とステロイドを用いた肋間神経ブロックが有効なこともあるが,長期間経過して肋間神経ブロックが無効な場合には交感神経節ブロックを考慮する.
b.神経ブロック治療指針
肋間神経ブロック:局麻薬にステロイドを添加し,1カ所あたり2~3ml注入する.透視下に神経血管鞘を造影して行なうとブロック効果が確実となる.また圧痛点には局麻薬浸潤を行なう.1~2回/週の頻度で1~2ヵ月間程度を目安に継続する.
②胸部硬膜外ブロック:肋間神経ブロックで改善しない場合に,軽症では1~2回/週の頻度で1~2ヵ月間を目安に行なう.重症では入院が望ましく,持続法で1~2ヵ月間を目安に継続する.
③神経根ブロック:肋間神経ブロックで効果が少ない場合に行なう.効果が一時的な場合は高周波熱凝固法を考慮する.
交感神経節ブロックアロディニアを伴う場合に,当該交感神経節ブロックを神経破壊薬または高周波熱凝固法を用いて行なう.
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※「ペインクリニック治療指針」から抜粋


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