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貴金属の基礎知識

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貴金属の素材にはすべて刻印を入れる義務があります。刻印には「本物の」 「価値がある」という意味も含まれています。刻印が入っていないものは、ほとんどシルバーや金といった金属が使用されていない可能性があります。刻印は大体リングの内側やネックレスのプレートに入っています。お持ちのジュエリーを確認してみてください

   

GOLD(Au)
今から約7000年前ゴールドが発見され、それは人類が最初に発見した金属といわれています。
人間を悪魔から身を護り、魔除けとして頭、咽喉、手首や耳など身体の大切な部分に着けられたのが始まりでした。それからゴールドは貨幣、装飾品、美術品として使われてきました、今日でも金には絶対的な価値があり、世界の貨幣価値の拠りどころにもなっています。
ゴールドは人間にとって価値がある理由は、そのヤマブキ色にひかり輝く美しさだけではなく、またはその永遠性や不変性、かつ資源的に貴重、希少からでしょう。
ゴールドは化学的に安定した金属で、空気中や水中では永遠に変化せず、錆びることはありません。ただ王水という濃硝酸と濃塩酸の混合液には溶けてしまい、また水銀に接触すると金と水銀が合金となり、金アマルガムになり変色します。
ゴールドの融点は1063℃、比重19.4で、プラチナより低く、銀より高くなります。
金の純度(品位)は主にカラット(karat、略号:K、Kt)で表しますが、金のカラットは純度を表し、宝石の単位であるカラット(carat、略号:ct)は重さを表します。純金を24K(KARAT)とした24分率の単位です。
また、ゴールドは非常に軟らかく、延びやすく、細工や加工が容易である。1グラムのゴールドは3000メートルにまで延ばすことができ、また薄く広く延ばせる特徴があります。したがってゴールドは宝飾品としてだけではなく、工業用として、また金箔などを用いた美術工芸に至るまで、さまざまな分野で使われています。
全消費量の約75%がジュエリー用に使われています。

1トンの金鉱石から採れるゴールドは平均して僅か3-5gの量です。有史以来に採れたゴールドの総量は約12万トンで、オリンピックの水泳用50mプールの約2杯分にあたります。残存推定量はその半分以下の約5万トンと言われています。
世界的にゴールドの産出量が多いのは、南アフリカ、カナダ、オーストラリア、アメリカなどです。日本でも古くから産出されています。「黄金の国ジパング」とマルコポー口の東方見聞録に紹介されたように、昔から黄金の国でした。
きらびやかな純金、その独特の美しさと輝きから、古くから人類をとりこにしてきました。
世界どこでも愛好され、とくにインド、中近東、欧米、中国、日本の人々は、ゴールド・ジュエリーを愛好し身を飾っています。
時を経ても錆びる事も輝きが鈍る事も無い為、金そのものが通貨とされてきた歴史もある ほど貴重で高価な貴金属です。ジュエリーにも欠かせません。 ジュエリーとしての金には必ず品位 検定マークが入っています。例えばK18と刻印されて いるリングは金地金のうち純金が重さでどれくらい入っているかを表したものです。 100%の純金を24金といい、業界では「やき」と呼びます。K18だと18/24なので75%。そのリングには75%の純金が入っていると言えます。残りの25%は他の金属が入っているのです。 この残りの金属を割金といい大抵は銀と銅などです。

  金品位(1000分中)
品位
1000[K24]
917[K22]
835[K20]
750[K18]
625[K15]
585[K14]
500[K12]
417[K10]
375[K9]
金の各色一覧表
名称 割金
18K
イエローゴールド
5分割(銀5:銅5)
4分6(銀4:銅6)
ゴールドにごくわずかに赤みがある。
逆4分割(銀6:銅4)
ごくわずかに青みがある。
18K
ピンクゴールド
銀3:銅7
パラジウムをまぜたもの。
18K
ホワイトゴールド
割金の重さの25%をパラジウムまたはニッケルと混ぜたもの。


PLATINA(Pt)

プラチナは産出する地域も量も限られたとても希少な貴金属。産出する国が少なく、全産出量の約80南アフリカ共和国、残りの20%がロシア、カナダ、アメリカで産出されているだけです。一方、ゴールドは30カ国以上で産出されています。プラチナの年間産出量も金の1/25の150トン程 しかありません。ジュエリーとして一年間に加工される量も、ゴールドの2,700トンに対し、プラチナはわずか88トン。プラチナは原鉱石から地金になるまで約8週間もの時間が必要とされます。しかも約1トンの原鉱石には、わずか約3グラムしか含まれていません。
プラチナはとても希少で特別な存在。だからこそ身につける喜びも大きいのです。
プラチナは摩滅しにくく、長く使用しているうちに表面に傷がつきますが、磨き直すことで本来の美しい輝きが戻ります。粘り強さ、堅牢さは、小さな爪でも目立たず、宝石をしっかりと支え、その高貴な魅力を引き立てます。特にダイヤモンドとの相性は抜群です。
プラチナは化学的にとても安定した貴金属です。他の貴金属よりも密度と重さがあり、すぐれた耐久性を発揮します。熱や酸にも強く、摂氏1,768度と極めて高い融点を持っています。王水(濃硝酸と濃塩酸の混合液)には溶けますが、その他は何ものにも影響を受けない。
プラチナの純度表示は、1000分率で表し、プラチナ85%と他の金属15%の合金を「Pt850」、プラチナ90%と他の金属10%の合金を「Pt900」、プラチナ100%のものを「Pt1000」とされています。最も多く使われる純度は90%です。日本ではプラチナの含有率が85パーセント以上のものしかプラチナジュエリーとして認められていません。K18ゴールドの一般的な純度は75%なので、プラチナの純度が際立って高いことが分かります、純度が高いからこそ、その輝きは年月を経ても変わることなく、日常生活において変質・変色する心配もありません。生まれながらの白い輝きは、ダイヤモンドの真の輝きを引き立て、最高の宝石の台となります。また、純粋なため肌にやさしく、アレルギー反応を起こしにくい貴金属といえます。  
現在、大蔵省造幣局がプラチナの品位を4つに定めています。純度が高いほど輝きがよいためPt850(1gに割金0.15g)以下の品位 はプラチナジュエリーとしては扱いません。近年ではPt1000つまり純プラチナで有りながら、柔らかさが難点だった従来のPt1000より硬く造る技術が発達し市場に出回るようにもなってきました。

Pt品位
品位
1000
950
900
850
各金属の特性表
  比重 融点(℃) 沸点(℃)
純プラチナ
21.45
1769
3827
純金
19.32
1064
2800
純銀
10.50
 962
2210


  

SILVER(Ag)
シルバー、そのシンプルな輝きから、「純粋」「無垢」を象徴するといわれ、ギリシャ神話では月の神アルテミスに属し、中世には三日月がシルバーの象徴とされていたという言い伝えがあります。
また、シルバーには魔力があるとされ、魔除けや呪術的効果に効き目があると信じられています。

欧米では昔から銀器の歴史があり、銀は貴金属であるという事は確立していたのですが、 日本ではそういう歴史を持ち合わせてないせいか銀はアクセサリーとして扱われてきました。ジュエリーとして扱われない最大の理由は単価が安い事、銀が変色する事でした。 銀が黒く変色したり光沢を失っていく原理は、銀が空気中の硫化水素や水分中のオゾンや二酸化硫黄と反応して表面 に硫化銀ができてしまう為です。
それぞれ銀が何%含まれているかということで、例えば1000は純度100%のことを指しています。シルバー1000は非常にやわらかい金属なので、ジュエリーなどに使用すると傷つきやすく、また変形する問題があります。そこで銅などを混ぜた合金を混ぜ合わせて硬さを増します。硬さが増すことによって変形をおさえ、キズがつきにくくなります。日常の使用に耐え、また純度を高く保つのに良いのが、925の純度で、残り75は銅からなる合金が主流です。
SILVER925とは92.5%が銀で、7.5%が銅などが含まれる銀のことです。分かりやすく言うと1000gの内に銀が925g入っているという意味で、銀925gに対して他の金属(主に銅)75gを混ぜ合わせたものです。
SILVER925の別名スターリングシルバー(STERLING SILVER)とも言われます。硬度があり加工し易いのが特徴です。またこのSILVER925以上は純銀と認められています。 

銀品位
品位
1000
950
925
900
800
主産地はノルウェー、モロッコ メキシコ、中南米などが有名です。 表面変色はシルバー用のメンテナンス用品があるので、こまめにクリーニングをすることをおすすめします。