【第12回星の砂賞】の優秀賞及び審査員特別賞・奨励賞が決定しました!たくさんのご応募有難うございました。

 参加作品一覧
 一般部門 高校生部門
 開催概要

【優秀賞】 (賞金10万円/賞品 図書カード3万円分)

(一般部門) (賞金 10万円)
作品名:一筋の光
著者:莎椰

■受賞者コメント
この度は優秀賞に選んで頂き、本当にありがとうございます。
私が小説を書く際に一番大事にしているのは、書いていて自分が楽しいかどうかです。その時代の流行や、受けやすい題材はあると思いますが、私は自分が好きな小説、書きたい小説を書く事を貫いてきました。今回の屈折した主人公には、最後にほんの少し希望が見えてきます。見ていてくれる人は必ずいる、という事を言いたかったのですが、それがこのような賞に選ばれて何よりの幸せです。
この作品を読んで下さった読者様、レビューを下さった皆様、ありがとうございました。これからも信じた道を貫き、楽しいと思える作品を書き続けていきたいと思います。更に良い作品が書けるよう頑張ります。

■星の砂選考委員会からのコメント
多少歪んではいるものの、ある種の確固たる信念が感じられる主人公。しかし「頑張ろうと思ってる」気持ちと、現実の人間関係とのギャップにやり切れなさも覚えているようです。この作品は、そんな主人公が「主任」との出会いを通じて現実との折り合いを模索していく、一種の成長物語としても捉えることができるのではないでしょうか。ストーリーは淡々としているようで無駄が無く、一人称視点で綴られる文章も粗は見受けられません。作品タイトルにも繋がる最後のセリフも、彼女の成長を感じられる非常に爽やかなものでした。
以上により本作品を「第12回星の砂賞」一般部門の優秀賞に決定いたしました。

(高校生部門) (賞品 図書カード3万円分)
作品名:思い出レストラン-セピアのなくしもの-
著者:ひい。

■受賞者コメント
この度はこのような素晴らしい賞をいただき、ありがとうございます。
この作品は今は亡き祖父のお漬物をもう1度口にしたい、食べた時の想いを全て再現できたら。そんな気持ちから生まれた物語でした。大好きな祖父への想いが、素敵な賞をいただくことになり嬉しく思います。
立ち止まらないために、前に進むために、時折思い出≠ニいうものは必要になります。消えていく思い出≠繋ぎとめることはできないけれど、手に入らないはずのものを手にすることが出来たお話を楽しんでいただけたら幸いです。
重ね重ねになりますが、この度は本当にありがとうございました。

■星の砂選考委員会からのコメント
まず、思い出のものが食べられるレストランというユニークな設定が目を惹きました。また特殊な設定のみに頼り切らず、しっかりと人間ドラマが描かれていたことも好印象です。全体を通してとても優しい物語である印象を受けましたが、導入から終わりまで緩急がついており、また「夢見ているだけじゃなくて、現実のものに手を伸ばせ」というメッセージ性のあるセリフには思わずはっとさせられます。設定、人物、ストーリーと、良く纏まっている作品でした。
よって、本作品を「第12回星の砂賞」高校生部門の優秀賞に決定いたしました。

【審査員特別賞】
  (通販「あるよ」から5千円分商品)


(一般部門)
作品名:だから俺たちは優しすぎる世界を壊す
著者:上村夏樹
作品名:同級生
著者:鳳家実秋

作品名:かぼちゃ の はなし
著者:立花 宗治
作品名:ファンレター
著者:万里小路 頼光



【審査員奨励賞】
  (通販「あるよ」から3千円分商品)


作品名:赤い靴
著者:神在琉葵

作品名:スイート・グラデーション
著者:うさちょここ


【QUOカードプレゼントご当選者 5名様】
※読者投票でレビューを入れてくれた人の中から抽選で5名様にQUOカード500円分をお送りします。
BB ここあ 夏椿 桜野 佑乃 那柚 
まがぱわ

『星の砂選考委員会 総評』
 今回で12回目を迎えた星の砂メイン企画「星の砂賞」。一般部門、高校生部門の両部門合わせて69作品にエントリー頂きました。
 恋愛小説、ミステリー風、コメディ、ファンタジーと、今回も投稿された作品のジャンルは多岐にわたりました。そのような作品群の中で頭一つ抜けるには、文章や構成に問題のないことは勿論のこと、読み手にどこか少しの意外性を感じさせることが鍵となります。「読者を飽きさせない造りになっているか」とも言い換えられるでしょう。
 しかし、“意外”と“唐突”は似て非なるものです。たとえ予想外の展開を持ってきても、そこに至る必然性ないし蓋然性がなければ、読み手には唐突でちぐはぐな印象を与えてしまうでしょう。物語に意外性を盛り込みつつ唐突な印象を与えない――言葉にするのは簡単ですが、実際に行うのは難しいと思います。しかしそのさじ加減も書き手の力量が問われるところではないでしょうか。
 今回も両部門とも多くの投票・レビューありがとうございました。審査を進行する上で参考にさせていただきました。
 選考の結果、最終的に今回は上記の8作品を選出いたしました。次回は2月から募集開始予定となっておりますが、さらなる素晴らしい作品を審査員一同期待しております。